いったん落ち着いても一瞬で体調が降下してしまう熱中症。

ルナもいったん前のように自由に動けるようになると、
わたしもルナももう治ったと油断してしまい、
たまには外で過ごしてやりたいと思っていたら、
最初の頃より状態が悪くなっていて全身の力が抜けたというか凍り付いた。

ルナも庭が大好きでちょっと元気になると、
わたしの目を盗んで外に出て行ってしまい、
1日部屋に戻ってこないと思ったら、
裏庭の隅っこにいて動こうとしない。

部屋に連れて行こうとしても拒否される有り様。

結局元の数値に近い数字になった上、
外気の夏の気温と熱風により、
ダメージが心臓にまで及んでいると医師の見解。

もうルナの意思で飲む飲まないを決めるのでは追いつかないので、
呼吸が苦しそうになるたびに水を飲ませたり、
それでもルナが水を拒否した場合は、
強制的にスプーンで水をすくって、
ルナの口の中に流すしかないので、
流動食を食べさせる時みたいだよ。

でもこの強制的な水分補給で、
今日の検査結果はだいぶ良くなっていたよ。

それでも今日もトイレに外に出すつもりが、
ルナ逃げ出してしまい道路の向こうに行ってしまった。

で結局またハアハアがひどくなったので、
もうこうなったらと思って、
ルナの口を無理やり開けると、
ペットボトルの飲み口から水をたくさん流し込んだら、
ルナは相当苦しかったようで、
手をがぶりとやられてしまった。

ルナも危険を感じての必死の行動だというのはわかるけど、
精神的にもかなりイライラしていたのだなとすぐに理解できた。

とても憎むことはできない。

でも無理やり流し込んだ水の効果か、
その後は耳を澄まさないと苦しそうには見えない。

でもこういう時に油断が出るので、
1分1分が戦いになるのは辛いけど、
ルナが横で寝ている姿を見るたびに、
すっ飛んで行ってルナの呼吸を確認してホッとする毎日。

いい傾向になっているのにね。

みなさんも熱中症にはくれぐれもお気を付けください。